Fractal Audio Systems VP4の特徴や機能をレビュー

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2024年11月、Fractal Audio Systemsからコンパクトマルチエフェクトプロセッサー「VP4」の発売が発表!

その魅力は、104個のペダルボードをポケットに忍ばせられるような、圧倒的な自由度とポテンシャル。

今回は、コンパクトながら音作りの可能性を広げるVP4の魅力に迫ります!

VP4はこんなギタリストにぴったり!
・エフェクターのカスタマイズが好きな人
・いろいろなエフェクターで音作りをしたいがコンパクトに持ち運びたい人

VP4のメイン機能

VP4の心臓部は、Fractal AudioのフラッグシップモデルであるAxe-Fx IIIゆずりの高性能DSPエンジンで、そのサウンドクオリティは以前から世界中のギタリストに支持をうけています。

VP4=マルチエフェクター

VP4は最近流行りのアンプモデリング機能は持たないあくまでもエフェクターであるという点が最大のポイント。
普段使っているアンプと組み合わせることで、その真価を最大限に発揮します。

収録エフェクト
・69種類ものドライブペダル
・78種類の幻想的なリバーブ
・128種類以上のディレイ
・その他(コーラス、フランジャー、フェイザー、ピッチ、EQ、ワウ、トレモロなど)

104個のペダルボードが手元に!

イメージ画像

1つのプリセットに対して最大4つのエフェクトを配置できます。

そしてプリセット保存可能数は104個。

また、各プリセットには個別にノイズゲートやマスターEQを設定することもできます。

例えば、クリーントーン用にはコンプレッサー、コーラス、ディレイを軽くかけ、ノイズゲートを穏やかに。

反対に激しいディストーションサウンド用には、オーバードライブ、ディストーション、ディレイ、リバーブを深くかけ、ノイズゲートを強めに設定…

といったように、自由自在にカスタマイズできます。

直感的な操作で、エフェクトのオン/オフはもちろん、プリセットやシーンの切り替えもスムーズに行えます。

エフェクトに全振りした機材だからこそのおもしろみがここにありますね。

高度なノイズリダクション

VP4は、クリアでノイズフリーなサウンドを実現するために、高度なノイズリダクションアルゴリズムを採用しています。

各プリセットには専用のノイズゲートが組み込まれており、不要なバックグラウンドノイズを効果的に除去。
デジタル処理による音質劣化を最小限に抑え、原音のニュアンスを忠実に再現し、クリアで自然な音を維持します。

ギターの個性を最大限に引き出す、インピーダンス調整機能

VP4は入力インピーダンスを調整できる機能を搭載。

ギターやベースなど、異なる楽器を接続する際に最適なインピーダンスを設定することでそれぞれの個性を最大限に引き出すことが可能になります。

他にも、ストラトなどのシングルコイルのギターとレスポールのようなハムバッカーのギターを使い分ける際にもそれぞれに合わせた最適なインピーダンスを設定するような使い方もできます。

専用エディターソフト「VP4-Edit」

VP4は単体でも十分に活躍しますが、専用のエディターソフト「VP4-Edit」を使用することでその真価をさらに発揮します。

VP4-Editは、パソコン上でエフェクト設定を視覚的に確認しながら編集できます。

また、作成したプリセットを管理・保存できるライブラリ機能も搭載。

膨大な数のプリセットを効率的に管理することができます。

4ケーブルメソッドに対応

これによりアンプの前や後ろにエフェクトを配置することが簡単に行えます。

例えば、歪み系ペダルをアンプの前に、空間系ペダルをアンプの後ろに配置することで、アナログペダルで行っていたような配線がデジタルで再現可能です。

おわりに

比較的自由度が高く、高音質を兼ね備えたVP4は、従来のマルチエフェクターの進化形と言えます。

エフェクト好きギタリストにとって、104個のペダルボードを詰め込んだVP4は、一度は試してみたい機材ですね!

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