ギターの上達にはさまざまなジャンルの曲を練習することも大切です。
でも耳コピに挑戦しても思うようにいかなかったり、楽譜を見つけるのも一苦労だったり。
そして、やっと練習を始めても一曲をマスターするのに膨大な時間がかかったり…
「もっと効率的に、幅広いジャンルのエッセンスを学べないか?」
そんな悩みを抱えるギタリストにおすすめなのが教則本の活用です。
教則本にはさまざまなジャンルのエッセンスが1冊に凝縮されていて「美味しい部分」だけを幅広く練習できるのです。
今回ご紹介する「ネオ・ソウル・ギター・フレーズ・レシピ」は、まさにそんなギタリストの願いを叶える教則本です。
この1冊で、ネオソウルはもちろん、ブルース、ソウル、ファンクなど、関連するジャンルのフレーズを効率的に学ぶことができます。
それではこの本の特徴や魅力を詳しくご紹介していきます!
多彩なジャンルをカバー
「ネオ・ソウル・ギター・フレーズ・レシピ」は、タイトルにネオソウルとありますが、実はそれだけではありません。この教則本の大きな特徴の一つは、ネオソウルのルーツとなっているブルース、ソウル、ファンクのフレーズもジャンルごとに学べることです。
ルーツとなるジャンルの特徴やテクニックを学ぶことで、ネオソウルの理解がより深まり、自分の演奏の幅も広がります。
例えば、
ブルース:ハーフ/クオーターといった微妙なチョーキングやスライドなどの技法
ソウル:柔らかく情感豊かなコード進行とそれに合うメロディライン
ファンク:リズミカルなカッティングやスラップ奏法
これらの要素を順に練習すると、ネオソウルが「おしゃれ」という短絡的なイメージだけでなく、音楽としてどのように発展していったのかを体感することができます。
豊富なデモ曲で実践的な学習
本書の魅力の一つは、豊富なデモ曲が用意されていることです。
各ジャンルに対して10曲から15曲程度のデモ曲が収録されており、簡単なものから難しいものまで幅広くカバーしています。
そのメリットとして、
1. 自分のレベルに合わせて練習ができる
2. 短い曲をたくさん練習できるので、レベルアップが実感しやすい
3. 様々なスタイルやテクニックを効率的に学べる
ということが挙げられます。
実用的なフレーズの宝庫
本書には、すぐに使えそうなかっこいいフレーズがたくさん収録されています。
楽器店でギターの試奏をするときや、友達と遊びでジャムセッションをするときなどに、練習したフレーズをさらっと弾けるとかっこいいですよね。
また自分が普段よく弾くフレーズと組み合わせることで演奏の幅をぐっと広げることもできます。
ステップバイステップの学習方法
本書の学習方法は3つのステップに分かれており、段階的に上達できるようになっています。
ステップ1:1〜3小節程度の短い基本フレーズ
ステップ2:ステップ1で学んだフレーズを使った簡単なアレンジ
ステップ3:総合的なフレーズや楽曲演奏
このように段階的に練習を進めることができるので、大きな負担なくレベルアップしていく実感が得られます。
詳細な指使いガイド
本書の大きな特徴の一つは、タブ譜の下に指使いが記載されていることです。
人・中・薬・小など、使う指がすべて明記されているんです。
練習中、たまに「なんでこの指を使うのかな?」と疑問に思うこともあるかもしれません。
でも進めていくと、次のフレーズにスムーズに移行するためにその指を使っていることなどがわかってきます。
プロのギタリストがどのように指を使っているかを知ることは、練習する上で大きなヒントになります。
映像でいちいち確認することなく進められるのはすごく親切なつくりだと思いました。
YouTubeに対応
本書はCD・DVD付きですが、QRコードを読み込むとYouTubeの限定公開リンクが開き、スマートフォンやパソコンでも視聴できるようになっています。
有賀さん本人が丁寧に解説しながら練習を進めてくれるので最高にわかりやすいです!
Macbookなどディスクが入らないPCもあるため、タブレットやパソコンで手軽に動画を見ながら練習できるのはうれしいですよね。
まとめ
「ネオ・ソウル・ギター・フレーズ・レシピ」は、初心者から経験者まで幅広いレベルの人に対応できる教則本で、僕も購入してから定期的にこの本で覚えたフレーズを弾いています。
この本は多様なジャンルやステップごとの練習などいろいろな工夫が凝らされていて、演奏レベルをさらに上げたい方にとって強力な味方となるはずです。
ギターを手にした時にふと弾けるフレーズの引き出しをたくさん持っていると、ギターを弾くのがもっと楽しくなりますよ!
コメント