この記事を読んでいる方であれば、部屋のどこかにはギターがありますよね。
基本的にはギタースタンドが多いのではないでしょうか。
僕は少し前にスタンドから壁掛けに変えてみたのですが、それがメリットしかありませんでした。
いくつかの商品を試して行き着いた形なので、その遍歴も含めてしばらく使ってみた感想をご紹介します。
ちなみに賃貸でも大丈夫です!
壁にかけるメリット
どのような商品を使ったのかを紹介する前に、まずは壁かけのメリットについて整理します。
壁掛けメリット① ギターを置くスペースがいらなくなる
ギタースタンドは安くて手軽に配置できるので便利ですが、どうしても場所をとってしまいます。
また、僕は平日の仕事中にいつもルンバに掃除をしてもらっています。
いつも帰宅後にホコリ一つないきれいな部屋にしてくれるのですが、一昔前のモデルのため障害物にガンガンとぶつかりながら方向修正していきます。
そして、当然ギタースタンドにも猛烈にアタックしていたらしく、当たりどころによってはギターが倒されていることさえありました。
激しいライブによる傷ならかっこいいのですが、ルンバにやられたなんて恥ずかしくて言えません。
ルンバを使う使わないに関わらず、床に物をできるだけ置かないようにすると、部屋の見た目だけでなく気分的にもすっきりします。
壁掛けメリット② 部屋が急におしゃれになる
そう思いません?笑
壁掛けメリット③ ギターを弾きたくなる
床置きのスタンドは、「ギターをさっと手に取れる」と言えるかもしれません。
ただ、壁掛けにして思ったのは、テレビを見ている時やPCで作業をしている時など、ふと壁にあるギターが視界に入るんです。
それは床置きのギター以上に。
それを見ながら、
「壁掛けっておしゃれだなぁ」
「…ちょっと弾こうかな。」
と思ってしまうんです。
壁掛けはテクニック向上に繋がる!なんて大袈裟な言い方はしませんが、ギターを手に取る頻度は間違いなく増えたと思います。
「おしゃれに視界に入る」って大事なのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、いよいよ僕がこれまで使ってきたギターハンガーを紹介します。
①『壁美人』ギターヒーロー【現在使用中】
世の中にはギターを壁にかけるグッズがたくさん出ていますが、そのほとんどが壁にネジで穴をあけるものになっています。
持ち家だといいのですが、賃貸だとそうはいきませんよね。
また、持ち家でも模様替えで壁掛けの位置を変えざるを得ないこともあるかもしれません。
その度にいちいちネジを抜き差ししていると穴だらけになります。
そこで見つけたのが『壁美人』です。
構造は、ホチキスで固定して…それだけです。
「え!それだけ!?」と耐久力に不安を抱く方もいるかもしれません。
実は壁美人とはシリーズの名称で、中には大型のテレビを同様にホチキスだけで壁に取り付ける商品も出ています。
テレビで問題ないならギターなんて全然大丈夫ですよね!
取り付けのイメージとしては、
初めに黒い本体の位置を決めたら透明のカバーをかぶせて…、
1つの穴に対し2回ずつホチキスを打つという感じです。
僕の性格上、本当に適当にパンパン打っていったので針の向きはガタガタですが、これで数年経っても全然問題ありません。
賃貸でも大丈夫
ホチキスの極細針とはいえ、壁に打ち込んでいることには変わらないので心配になる人もいるかもしれません。
結論、まったく問題ありません。
試しに壁にホチキスの針を1つ打ってみます。
外してみると…
↓見えますか?
よく見ると小さな穴が縦に2つ空いているのが見えると思います。
そこでさらに、ペンのおしりなど、先の丸いもので穴を閉じるように軽く押すと、この2つの穴が完全になくなってしまいました。
「ほらなくなったでしょ?」の写真を撮ろうと思ったら、どこだったか見失ってしまうくらいに…笑
カバーはつけたほうがいい
壁美人に限らず、スタンドにはもこもこのカバーをつけることをおすすめします。
ギターをかけている部分は一般的にゴム製が多く、ラッカー塗装のギターをずっとかけておくと化学反応を起こします。
そうすると、ギターのネックにゴムの黒い色素がうつってしまいます。
これは壁美人に限らず基本的にギタースタンドにはつけたほうが安心です。
※ラッカー塗装に対応したスタンドもあります
ホチキスの針を隠すために
ホチキスの針が見えると不格好だと感じる方はこのようなカバーも別売りであります。
マグネットなので壁美人にピタッと貼り付くようになっており、ホチキスの無骨な部分をしっかり隠せます。
②突っ張りパーテーション+HERCULESギターハンガー
それでも「壁に直接取り付けるのは嫌だ!」という方には、こんな方法もあります。
実は壁美人を導入する前に僕はこれをやっていました。
このようなメッシュのパーテーションに…、
HERCULESのギターハンガーを取り付けます。
裏面はバネがついていて、
力いっぱい広げてパーテーションの好きな位置にガチッと挟み込みます。
結構な力で挟んでくれるので外れる心配はまずありません。
こんな感じで使っていました↓
パーテーションのメリット
①突っ張り式なので、壁に傷をつけることなく設置することができます。
②ハンガーを取り付ける位置は、パーテーションの範囲内であれば上下左右自由に移動できるので、壁に穴をあけるタイプにあるような「もう少し上がよかった…」などの失敗がありません。
パーテーションのデメリット
①部屋に圧迫感が生まれる
実際に僕も壁を傷つけたくなくてこれを数ヶ月試してみたのですが、白い壁に黒いパーテーションがドーンとあると、部屋の雰囲気が急に重々しくなります。
もちろんホワイトもあるのですが、置いている家具の色系統を統一していることもあり、白のパーテーションは逆に浮いてしまうため黒一択といった状況でした。
友人が家に来た時にも「ちょっと圧迫感がある」と言われるほどでした。
②壁美人に比べてコストがかかる
どの製品もAmazonで購入したので時期によって価格は変動しますが、
パーテーション約7000円+ギターハンガー約3000円
これだけで約10000円の出費です。
壁美人は約3500円です。
ギターの本数が増えるとさらにハンガーを買い足しますし、スペースが足りない場合は2つ目のパーテーション購入も視野に入れなくてはいけません。
僕にとって、メリット(=壁を傷つけない)よりもデメリット(=圧迫感)のほうが上回り、最終的にはさらに出費はするものの壁美人ですっきりさせることにしました。
番外編 クローゼット用
番外編として、「スタンドを使わない」シリーズとして現在も使用しているものがこちらです。
上部が洋服のハンガーの形状をしています。
僕はこれにヤマハのサイレントギターをかけ、寝室のクローゼットに入れています。
超おすすめというわけではありませんがこういうモノ・使い方があるよという番外編でした。
サイレントギターについてはこちらで音源付きで紹介しています↓
まとめ
ギターを壁にかけておくと、場所をとらずに掃除もしやすく、なんとなく部屋がおしゃれにもなります。
僕はいろいろ試した結果、壁美人に落ち着きました。
みなさんも、ご自身の部屋の間取りやテイストに合わせてどのようにギターを保管するのかを考えてみてはどうでしょうか?
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