BOSS GX-10の特徴をレビュー!HX Stomp, Nano Cortexとの比較も

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2024年10月26日、BOSSからマルチエフェクター「GX-10」がリリースされました。 
兄貴分であるGX-100譲りのパワフルな心臓部を受け継ぎながら、持ち運びやすさと操作性を両立させた本機。
今回はそのGX-10の魅力をご紹介します。

GX-10はこんな人におすすめ!
・あらゆるジャンルに対応できる、豊富なエフェクトとアンプモデルがほしい
・直感的に操作できて、気持ち良く音作りがしたい
・ライブ、レコーディングなど、あらゆる場面で活躍する一台がほしい
・エフェクターに10万円以上は高く感じる

GX-10の注目ポイント

AIRDテクノロジー:デジタルを超えた「生」のアンプサウンド

GX-10のサウンドを語る上で欠かせないのが、BOSS独自の革新技術「AIRD(Augmented Impulse Response Dynamics)」
従来のデジタルモデリングとは一線を画す驚異のリアリズムを実現しています。

「あの」アンプの個性を、掌の中に
単なるサウンドコピーに留まらないのがAIRDの真骨頂。
名機と呼ばれるアンプの個性を徹底的に解析し、そのレスポンスや表現力まで再現しています。

弾き手の感情を音に変える、驚異の追従性
ギターのボリューム操作やピッキングニュアンスの変化にも実機同様に忠実に反応。
ダイレクトに感情を音に載せることができます。

タッチ操作対応のカラー・ディスプレイ

タッチ操作対応カラー・ディスプレイを搭載し、直感的なサウンドメイクを実現しました。
複雑な操作は不要。
ディスプレイ上のアイコンをタッチしてエフェクトを選び、ドラッグ&ドロップで順番を入れ替えるだけです。

無限の可能性を秘めたエフェクト・チェーン

最大2つのプリアンプと15個のエフェクトを同時使用可能。
直列/並列接続も自在に操るディバイダー機能を使えば、プロ顔負けの緻密なサウンドも作り出せます。

拡張性も抜群

キャビネットIRデータの読み込みや、SEND/RETURN端子を使った外部ペダルとの連携にも対応。

PC用アプリ「BOSS TONE STUDIO」(後述)や、モバイル版アプリ(iOS/Android)でも操作可能です。

足元で自由自在に操作

エクスプレッション・ペダルは、ボリュームやワウはもちろん、最小値に設定するとチューナー起動も可能。
3つのフットスイッチは、好みのコントロール・モードに設定できます。

専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」

専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」に備わっているのは単なるエディター機能だけではありません。

ライブセット機能

複数のメモリーをライブセットとしてまとめてPCに保存可能。
用途やジャンル、セットリストに応じて音色を管理できます。

世界中のギタリストと繋がる

オンライン・プラットホーム「BOSS TONE EXCHANGE」にアクセスすれば、他のGXユーザーとライブセットを共有できます。

世界中のギタリストが作成した音色をダウンロードしたり、自作のサウンドを公開したりすることも可能です。

GX-10だけでなくGX-100で作成されたライブセットも使用可能。

レコーディングにも最適

GX-10はオーディオ・インターフェイス機能を搭載しており、PCやモバイル端末に高音質で録音することができます。

楽曲制作や演奏動画の作成にも力を発揮します!

HX Stomp, Nano Cortexとの比較

このような機材が乱立している今、どれを選ぶべきか迷う人も多いはず。
そこでライバル機種と比較しながらそれぞれの強みについて整理してみます。

今回は、Line 6のHX Stomp、Neural DSPのNano Cortexを比較対象としました。

音質・処理能力

GX-10
 24ビットAD変換、32ビットDA変換、48kHzサンプリングレートという高スペックにより、高音質なサウンドを実現。
ライブパフォーマンスでも、スタジオ録音でも、自信を持って使うことができます。

HX Stomp
24ビット/96kHzのマルチチャンネルオーディオと123dBのダイナミックレンジが、繊細なニュアンスまで忠実に再現。
複雑な音楽やダイナミックレンジの広い演奏にも最適で、USBオーディオインターフェースとしても活躍します。

Nano Cortex
Neural Capture技術により、愛用アンプやペダルのサウンドを驚くほど高精度に再現可能。
コンパクトながらパワフルなデジタル処理能力で、ライブやレコーディングでも実力を発揮します。

エフェクト

GX-10
170種類のエフェクトと最大15個のエフェクトブロックを搭載し、多彩なサウンドを生み出せます。

HX Stomp
同時に6つのエフェクトを使用可能で、300種類以上のエフェクトモデルと、77種類以上のギター/ベースアンプモデルを搭載しています。
豊富なアンプ/キャビネットモデルで、あらゆるジャンルに対応。

Nano Cortex
5つのオンボードエフェクトと256のキャプチャをサポート。
コンパクトながら、アンプやキャビネットのキャプチャーを自作できるなど、音作りの可能性は無限大。

操作性とインターフェース

GX-10
カラーディスプレイと4つのダイナミックパラメーターノブを搭載し、タッチ操作にも対応。
AIRD技術によるリアルなサウンドと相まって、直感的に音作りを楽しめます。
シリーズ/パラレルルーティング、SEND/RETURN端子など、豊富な機能も魅力。

HX Stomp
カラーディスプレイと3つのフットスイッチで構成されており、とにかくシンプルなインターフェースが特徴。

Nano Cortex
スマートフォンアプリで操作できるため、誰にでも使いやすい設計になっています。
コンパクトなボディにデジタルアンプ/キャビネット/エフェクトプロセッサーを凝縮。


Nano Cortexについてはこちら!

おわりに

BOSS GX-10は、正当に進化を遂げたマルチエフェクターといえます。

こんな人におすすめ!
・あらゆるジャンルに対応できる、豊富なエフェクトとアンプモデルがほしい
・直感的に操作できて、気持ち良く音作りがしたい
・ライブ、レコーディングなど、あらゆる場面で活躍する一台がほしい

ここまでの機能が備わっていながらも手頃な価格設定はこれまでのノウハウがつまったBOSSだからできることですね。

機能面、価格競争力面、どちらにおいても競合に十分対抗できるレベルです!

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